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卒業生の声:わたしは女性エンジニア
卒業生の声:わたしは女性エンジニア第2弾
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わたしは女性エンジニア。第2弾!情報技術科
短大校職員が企業現場に伺いまして、活躍中の卒業生のお話を聴いて来ました。 卒業生は、平成12年3月情報技術科卒業の須藤千鶴(すどうちづる)さんです。 須藤さんがお勤めの会社は、横浜市神奈川区にある株式会社ティー・アール・シーです。
はじめまして。自己紹介をお願いします。
平成12年3月に情報技術科を卒業した須藤千鶴(すどうちづる)です。
私が勤める株式会社ティー・アール・シーは、 お客様の課題をともに解決する「ソリューション」、お客様のあらゆる業務を支援する「アウトソーシング」をキーワードに、 インフラ構築・導入支援サービス、運用保守サポートサービス、システム開発の3つの事業を展開しています。
今現在、どんなお仕事をなさっているのか、簡単に教えて下さい。
私はシステム統括部でシステム開発のチームに属しています。 システムの保守・改修の仕事を3~4名の比較的小規模なチームで行なっています。 システム開発がメインですが、兼務で採用の仕事もしています。学校へ出向いて業務内容の紹介説明などをしています。
短大校を卒業して会社に入社してから、どんなお仕事をなさってきたのか、簡単に教えて下さい。
入社してからずっとシステム開発の仕事をしています。 入社2年目には設計からテストまで一貫した形で開発に携わりました。 時には、客先導入の都合で勤務時間をずらすシフト勤務になったり、茨城までの出張を繰り返したりと大変なこともありましたが、今となっては懐かしいです。
入社10年目に第1子を出産して産休を取りました。 復帰して1年半くらいで第2子を出産して再び産休に入りました。 その復帰後はずっと今の受託開発のチームで仕事をしています。
周囲の協力もあって、残業はせずにすんでいます。 でも、トラブル対応の際など、他のメンバーに任せて帰らなければならないことがあり、辛かったです。 できるところまできちんと作業して、引継ぎもできるだけきちんとして、と心がけて頑張りました。 一緒に仕事をしているメンバーの協力あってのことだと思います。
これからの仕事の夢があったら教えて下さい。
今の仕事は自分たちで工数を決めてスケジュールをたてられるので、とても良い状態で働けていますし、特に不満もありません。 強いて言えば、チームの規模がもう少し大きくなったら扱えるシステムの規模や業務の範囲も大きくできるなぁと思っています。
また、採用に関しては女子の採用を頑張りたいです。環境も整っていますし、不満を感じずに入っていけると思います。
学生の頃を振り返ってみて、どうですか。
学生の頃は、システム開発の仕事など自分には難しすぎると思っていました。 もともと、「手に職をつけよう」「これからの時代はパソコンかな」と考えて短大校に入学したのですが、 実際に情報技術の勉強をすると「私には難しすぎ」と自信がなくなってしまいました。 実は、この会社を志望したのも、業務内容にデータ入力、運用サポート等の記述があって、「それなら私でもできるかも」と思ったのです。
就職担当の先生に「あなたならシステム開発の仕事でもできるよ」と励まされたり、 卒業研究の指導担当の先生に「実際に使うデータベースシステムを作ってみなさい」と提案されたりしたことで少しずつ自信が持てるようになりました。 入社して配属されたら最初からシステム開発の仕事で「えっ」と思いましたが、やりがいがあって楽しいです。
短大校は環境も整っていたし、先生方もいろいろ教えてくださって、もっと勉強しておけば良かったと思います。
最後に、エンジニアを目指す学生に応援メッセージをお願いします。
私は学生の頃に本当に自信がなくて、基本情報技術者試験も「そんな難しい試験を受けてどうするのだろう」と思って受けませんでしたが、 仕事をするとやはり知識や技術を身につけたくて基本情報に挑戦して、産休の時には応用情報に挑戦して合格しました。
今は分からなくても、自信がなくても諦めないことが大切です。生かせる機会がきっと来ます。
卒業研究ではMicrosoft Accessで入試管理データベースシステムを作ったのですが、 完成したらシステムを使用することになる事務の方と仕様の打ち合わせをしたり、入力画面の操作確認をしてもらったり、 実際の業務に近い体験ができたことも本当に勉強になりました。
兼務で採用の仕事をすることになった際に、採用活動で使用する情報管理用にAccessでデータベースシステムを作りました。 あくまで自分用のツールとして使っているのですが、必要な情報をすぐに出せるのでとても便利です。 そんなちょっとしたことでも、諦めずに勉強して良かったと思います。
お仕事お忙しい中、取材にご協力いただきまして、ありがとうございました。
取材日:平成31年1月16日