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学生・企業の声

卒業生の声:わたしは女性エンジニア

卒業生の声:わたしは女性エンジニア第2弾

学生作業着検討P

授業評価制度

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令和3年度に学生の作業着を一新します。

「作業着」の世界は、ここ数年で様変わりしています。 本来は作業を行う時に着る仕事服だった作業着が、アウトドアウエアとしてレジャーに活用されたり、 カジュアルウエアに活用されたりするようになってきました。 色もカラフルになり、ジーンズのような生地のものもあります。

着ている学生が安全に作業できる、作業の際に動きやすい、そして経済的に負担にならないように安い作業着を 何年か前に学生用作業着として選定しました。そのまま何年もずっと同じ型の作業着でした。

安全、動きやすい、安い、というのは重要なポイントですが、 それだけでなく、着ていて気分がいい、ちょっと格好良くて気分が上がる、というポイントも検討してはどうか、と考えました。

以下に検討の過程と検討メンバーをご紹介します。

検討過程

校のトピックスとしてご紹介した記事を再録しています。

6月22日(金)学生の作業着について検討しています。

本校の実習授業では、さまざまな作業を行ないます。生産技術科、制御技術科、電子技術科、産業デザイン科の4つの学科では、実習に適した作業着を使用しています。

作業着は安全で快適なら、それで十分です。しかし、最近では形や色もさまざまで、見た目の格好良さも取り入れた作業着が出回り始めました。 来年度入学してくる学生達に、より望ましい作業着を検討しています。

作業着について検討する指導スタッフ ホワイトボードに議論を記録 4学科の指導スタッフが議論 カタログ見ながら議論

7月13日(月)学生の作業着について検討しています。(第2報)

来年度入学生の作業着選定作業中です。実際に業者からサンプルを借用して着てみた感じなどを確認しています。 学生の皆さんが安全に実習できるよう、生地の材質や厚さ、動きやすさ等について検討しています。

職員が上着を試着 サンプル作業着

7月22日(水)学生の作業着について検討しています。(第3報)

従来の作業着選定は、作業の安全性、作業中の動きやすさ、通年で着用する場合の寒暑対応、 実習中にメモを取りやすいように左袖のペン差しなどを考慮していました。 今回は、それらに加えて格好良さも意識しています。 デニムっぽい生地、赤いラインなど、学生の声も聴きながら検討しています。

2名の職員が上着を試着 取り寄せたサンプル作業着の箱

10月14日(水)学生の作業着について検討しています。(第4報)

各学科の先生たちが在校生の意見も聞いて来年度の学生作業着候補案を絞り込みました。 校長はじめ幹部職員の集まる会議でお披露目です。 この後、細かい部分を調整して来年度の作業着販売に臨みます。 在校生の中からも「この作業着なら自分も買いたい」という声が出ているそうです。

制御技術科の作業着候補を披露 産業デザイン科の作業着候補を披露
学科 担当職員紹介
生産技術科
阿部先生と高橋先生の画像

生産技術科の阿部です。(写真左)「機械設計Ⅰ」「力学Ⅰ」等の機械設計に関する科目と「機械加工実習」等の金属を削る実習を担当しています。
生産技術科では金属を削る、くっつける(いわゆる溶接です。)実習が多くあるため、作業着はなくてはならないものです。
現行はパステルカラー系の作業着です。そのような色から、いかにも工場のおっちゃんが着ているものを想像してしまうのではないでしょうか。
そんなイメージを一新するため、今回は原色に近い赤を作業着の色としました。
スタイリッシュで、力強さを感じる秋田新幹線の『JAPAN RED』をイメージしてもらえればいいと思います。真赤な作業着を着て、今後の日本のモノづくりを支える下地作りを、産業技術短期大学校で学んでいただけば…と思います。そしていずれは新幹線のような、日本の基幹産業製品を作ることができる技能者になってもらいたいと思います。
もちろん機能性も充実しており、夏場も快適に作業できるように、機能性を考慮しておりますので、生産技術科を志望する方々は楽しみにしていてくださいね。

生産技術科の高橋です。(写真右)「機械製図Ⅰ」等の授業を担当しています。
来年度の作業着は「ひとり一人が安全で快適~格好良さも楽しむユニフォーム~」がコンセプトです。若い先生方や学生さんの希望もおおいに取り入れて検討しました。

制御技術科
藤谷先生と高橋先生の画像

制御技術科の藤谷です。(写真左)「自動制御」等の授業を担当しています。
今回、「ちょっと格好良くて気分が上がる」、という作業着を選定するために格好良い作業着ブランドをさがしました。 ネットで検索すると、こうした需要が高いのか、いろいろな作業着を見つけることができました。 その中で、タレントの市原隼人さんをモデルにした「Z-Dragon」というブランドに目がとまりました。 細身のシルエットで格好良く、しかも動きやすく機能性も高い。在校生にも好評です。 作業着に加え、作業靴もZ-Dragonで揃えることにしました。 今まで制御技術科の作業着の色は、ターコイズでしたが、来年はネイビーでいきます。 これにワインレッドの帽子、黒×赤の作業靴を合わせました。学生はきっと着たくなるはずです。

制御技術科の高橋です。(写真右)「機械加工実習」で主にフライス盤作業の指導を担当しています。
フライス盤は切削工具を高速回転させます。 そのエネルギーで材料を削り、作りたい大きさや形にする作業をしますが、その過程で材料の削り屑や機械油が飛散することがあります。 作業着は作業中の飛散物から身を守る働きがありますので、デザインだけでなく安全面という観点からも選びました。

電子技術科
相原先生と吉田先生の画像

電子技術科の相原です。(写真左)「電子機器組立基本実習Ⅰ」等の電子機器組立て関係の科目を担当しています。
電子技術科では、作業を伴う実習で作業着を着用しております。
電子回路作成に伴うハンダ付け作業、測定作業など、電子部品を扱う作業なので、作業着も静電気防止対策や耐熱性の良いものが求められます。
今まで作業着は、機能については問題ないのですが、学生目線から見ると「野暮ったい」、「かっこ悪い」と思われていたかもしれません。 今回、作業着を見直すに当たり、学生の意見を聞いて選定しました。
作業着の本来の目的である「安全」の確保はもとより、「かっこいい」、「着てみたい」作業着になったと思いますので、気分よく、全集中で実習に取り組んでもらいたいと思います。

電子技術科の吉田です。(写真右)電子技術科では学生が作業着を着用する授業と着用しない授業とがあります。 私は、学生が作業服を着用する「アナログ電子回路実験」を担当しています。
電子技術科ではICを取り扱うので静電気対策がされていること、また、はんだごてを使う実習もあるので耐熱性も考慮して作業服を選定しました。
今回、作業服を見直すにあたり、学生の意見を取り入れて今まで以上に学生がクールと思えるようにしました。 カタログから選別した作業着を取り寄せ、学生に試着してもらい、動きやすさなども考慮して選定しました。きっと気に入って貰えると思っています。

産業デザイン科
齋藤先生と若島先生の画像

産業デザイン科の齋藤です。(写真左)「視覚伝達デザインⅠ」等のグラフィックデザインを担当しています。
流行の新しいパターンのものを何着か選び取り寄せ、学生達に試着をしてもらって、着心地や印象を聞きながら選んでいきました。 わからないことは、同僚や被服店に質問し、悩みながら決めていきました。
「新入生に気に入ってもらえるといいなぁ。」

産業デザイン科の若島です。(写真右)「基礎デザイン実習」などを担当しています。
実習や演習中心の授業構成なので、ほとんどの時間は作業着を着て過ごすことになります。 「気持ち良く訓練できるように」という思いで選びました。女子学生が多い産業デザイン科ですが、少数派の男子の意見も反映しています。

情報技術科
大池先生の画像

情報技術科の大池です。 「計算機工学Ⅰ」等の基本情報技術者試験対策を含めた情報技術の基礎知識と、「ソフトウェア設計実習Ⅰ」等のJavaプログラミングを担当しています。
情報技術科は作業着がありません。今回は進捗管理で、連絡調整を担当しました。
実物を見ずに「前年度同様」と決めてしまうのではなくて、担当の先生たちが実際にカタログを取り寄せてサンプルを発注し試着するなど、 実物を確認し総合的に評価して決めているのを見て、きっと新入生も気に入ってくれるのではないかと思っています。

学生の作業着検討を終えて

校長写真

校長の松永です。
短大校の魅力向上の活動として、「KCIT*あり方」と題して活動している取り組の一つである「ホスピタリティー向上」(学生・来校者の方々が快適に過ごせる校の環境作り)で、 今回の活動を実施して頂きました。 コロナ禍で授業時間の変更等で多忙な中、各科の先生方を中心に学生皆さんの意見を反映しながら、 作業着本来の基本性能である「安全性」、「快適性」を担保した上で「デザイン」、「機能」、「コスト」を考慮して 更に、科ごとの特徴を生かした素晴らしい作業着が選定できました。 来年度の新入生の皆さんは、先生と先輩方が協調して選んだ作業着をきっと気に入ってくれると思います。 在校生の中にもこの作業着が欲しいと希望する学生が居たとのことです。 また、作業着選定に当たっては、作業着取扱い業者の皆様からのご協力も頂きました。
ここに本活動に参加して頂いた皆様に感謝申し上げます。

(*:KCITは、本校の英語名称Kanagawa Prefectural Junior College for Industrial Technologyの略称)

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