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わたしは女性エンジニア。制御技術科
短大校職員が企業現場に伺いまして、活躍中の卒業生のお話を聴いて来ました。 卒業生は、平成26年3月制御技術科卒業の小林妙華(こばやし たえか)さんです。 小林さんがお勤めの会社は、横浜市保土ヶ谷区にあるヨコキ株式会社です。
はじめまして。自己紹介をお願いします。
平成26年3月に制御技術科を卒業した小林妙華(こばやし たえか)です。
私が勤めるヨコキ株式会社は、検具・検査装置の設計・製作、リチウムイオン製造装置、生産設備の設計・製作、造形モデル製作、高精度樹脂加工等を行っている会社です。
どんなお仕事をなさっているのか、簡単に教えて下さい。
私は26年度入社の4年目です。自動車用検具・検査装置の設計・製作部門で働いています。 車のパネルや樹脂部品が正しく作られているかを検査する道具(検具)の構成部品でゲージプレートと呼ばれているものがあります。 これを製作するためのワイヤーカットのNC加工データを作成しています。 私が担当している部分は、ほぼ私一人で行なっています。責任感というか、頑張らなくては、と思っています。
最近、使用するCADソフトが新しくなったので、自分で勉強しながら取り組んでいます。 学校の時のように先生が側にいて教えてくれるわけではないので、うまくできなかった時に自分で試行錯誤しながら解決策を探っていきます。 難しいですが面白いです。分からないことに取り組んで、新しいことができるようになる、というのが好きなので、苦労は感じないです。
学校にいたときもCADが好きで、自分でも勉強していました。 今使っているCADソフトは学校で勉強したものではないのですが、基本は同じなので、学校で勉強していて良かったなあと思います。 CADは操作しているだけでも楽しいですが、自分が描いたとおりに形になってくれるのが本当に楽しいです。
エンジニアを目指す女子学生に応援メッセージをお願いします。
加工の仕事、実際に形にする工程の仕事も面白いのですが、私は腕力が足りないので、仕事として取り組むのは難しいこともあります。 皆で忙しく仕事をしている中で、自分にはこれは重くて持てないとか、堅くてはずせないとか、 そういうことで他の人の協力を求めなければならない、というのは、やはり仕事としては難しいと思うのです。
実は、入社して最初の1年間くらいは加工の現場にいました。運ぶものも10キロ、20キロといった重量のもので最初は運べなかったんです。 でも半年くらいたった頃には運べるようになっていました。「あー、やればできるんだな」って思いました。
女性だからできない、ということはないと思います。 男性でも女性でも、こういう仕事が好きだったら、やっているうちにできるようになるから、やりたい仕事をするのがいいと思います。
では、男女区別なく、エンジニアを目指す学生に先輩からの励ましのアドバイスをお願いします。
私も身に覚えがありますが、短大校に入学して1年生の半ばくらい、夏休み頃にダレやすいのですが、 制御技術科を志望学科に選んだ時にいろいろな制御システムに興味があったことを思い出して頑張って欲しいです。 私も11時頃までバイトして、家へ帰ってから朝までかかってレポートを書いたこともありました。
それから、学校と会社とで違うなあと思うのは、あいさつですね。 「おはようございます」「こんにちは」「お疲れさまでした」という一言が大切です。 同じ会社内でも接触がなくて全然知らない人もいますが、互いにあいさつするだけで親近感がわきます。 一緒に仕事することになったときに話しやすいです。全然違うと思います。 仕事は一連の流れで、普段話したことがない人でも関係がないわけではないのです。
最後に一言、お願いします。
会社の中で働いている人はみんな、何かしらで関係があって、お互い協力していろいろな製品を世の中に送り出しています。 その一員に加われて、良かったと思っています。
お仕事中、取材にご協力いただきまして、ありがとうございました。
取材日:平成29年6月13日